AO.の音楽と楽器とお仕事とたくさんの物欲。

神がかった物欲衝動と趣味のまま長年継続している音楽活動、音楽スタジオに関する気ままなブログ。と、ビジネス中心度読書感想文。音楽中心かもしれないし、突き動かす物欲衝動で様々なものをレビューとかしてみようと思います。

ドラマー必携!ただのトレーニングゲームにとどまらないスティーブライヒアプリ!

もう一年以上前でしょうか。
知り合いのドラム専門店の仲良くさせてもらっている店員さんのSNSでしったんです。当時はその筋の人たちの間ではかなり話題になりました。

Ao.です。

ドラマーならば一度はやってみて欲しいアプリ、スティーブライヒのクラッピングミュージックアプリです。

オフィシャルサイトはこちら

clappingmusicapp.com

1年以上前に流行ったものなので、知ってる人もいっぱいいると思うんですが、改めて。

個人的にこないだ久しぶりにやってみたらやっぱりおもしろくて、しかも1年前はhardもなかなかできなかったんだけど、今はいい感じにhardもクリアできたのが嬉しかったのです。(ちょっともの足らないくらい)。ってのと、これブログ書いてなかったわと思って。

何はともあれやってみて。

  • スティーブライヒってだれなの?
  • クラッピングミュージックって何?
  • いわゆる音ゲー

そんな疑問が湧くわけなんですが、こういうものです。

Steve Reich’s Clapping Music

まぁ、音ゲーっちゃ音ゲーなんですけど。

ポリリズム的なリズムの変化で、多彩なリズムアレンジを意識!

特にドラマーがちょっとしたアドリブや変わったリズムを入れていくときに絶対頭で考える、感じることがあります。
それは

もとのリズムにちゃんと戻ること

帰り道を失ったドラマーの無残な末路はありません。バンド演奏でもリズム隊を司るドラムはその帰り道を常に照らし続ける旗振り役です。それが気がつけばその旗を見失うということになるとはつまり、蒸発したお父さん、路頭に迷う家族、という感じです。

逆に

帰り道、帰るところがしっかりわかっていれば、どんな冒険にも恐れず挑めるというものです。

このアプリは、自分の知らない冒険の仕方を教えてくれます。
そんなリズムがあるってことはこんなのもアリなのね!という自分のクリエイティブを広げてくれます。

そして、大事な考え方(理系ドラマー向け考え方?)ですが、

最大公約数を意識する

ということです。譜面は小節からなり、小節は音符と休符が構成します。これらの組み合わせの最大公約数を意識したリズムの考え方ができることが素晴らしい。

適度なタイム感を求められます。

クリックノートに合わせてトレーニングをするとき(僕これめっちゃ嫌い)、ジャストに合わせていくところが一つのトレーニングポイントではあります。
昨今の機械的計測によるジャストを人肌で醸し出すのはそれこそ一流のリズム感が必要であり障壁も高いわけです。
このアプリでもレベルが上がるにつれてジャストインタイムしないとおこられる感じがありますが、アマチュアドラマーレベルでの許容範囲です。

いやゆるシューティングゲームみたいな音ゲーと違うのは、確かにリズムをカウントしながらふわりに合わせて数えながらジャストしに行くところです。

達人とかマニアとかいった打撃系音ゲーは私に言わせればシューティングゲームの領域なのであれでリズム感は養われません。
それがアプリでゲーム性を持って実現されていることに単純ながら完成度の高さがあります。

で スティーブライヒって?

スティーヴ・ライヒ - Wikipedia

ミニマルミュージックの先駆者としてあまりに有名な方ですね。詳しくはwiki見て貰えばよろしいかと。
これは好きなドラマーを知るとか、好きなミュージシャンを知るというよりかは、音楽史、芸術史を学ぶという感覚でもありますが。




ま、このアプリぜひやってみてください。

Phases: A Nonesuch Retrospective

Phases: A Nonesuch Retrospective

スティーヴ・ライヒBOX「ディ

スティーヴ・ライヒBOX「ディ