AO.の音楽と楽器とお仕事とたくさんの物欲。

神がかった物欲衝動と趣味のまま長年継続している音楽活動、音楽スタジオに関する気ままなブログ。と、ビジネス中心度読書感想文。音楽中心かもしれないし、突き動かす物欲衝動で様々なものをレビューとかしてみようと思います。

「ブッダが教える損する人生、得する人生」読了。音速で日々を駆け抜けるIT戦士に送りたい。

ブッダが教える損する人生、得する人生: 幸せに、「一人勝ち」なんてない (知的生きかた文庫)

前回に引き続きcoop生協での安売りget書籍でございます。w

ビジネス自己啓発関連の書籍読むんですが、何か疲れるというか急かされるというか、そういう部分ってありません?たくさんの気づきを得られて素晴らしいんですが、

で、本を物色しててこの本に出会いました。
これを読んで思い出したのはこれですよね

BUDDHA2 手塚治虫のブッダ‐終わりなき旅‐

手塚治虫ブッダでございます。
これがamazon prime でみて以来、宗教関係はまるでうとかったわたしですが、その存在意義というか、なるほどなという考えを持つ部分が出てきました。

story

手塚治虫ブッダブッダブッダに至るまでの話、悟りを開く部分のお話が記されているという理解をしているのですが、
この書籍は、そのブッダの考え方を現代の生活に当てはめて考えること、感じるべきことを、実例に合わせて記載してくれているものになります。

私が印象に残ったのはこれらの考え方ですね。

損得の考え方

たくさんもらって得にあらず、与える、差し上げることにより得られる心のゆとりこそ得というか徳というか、そういう考え方。
ここめっちゃ共感します。10代の頃からプレゼントは貰うよりあげる方が好きと言い続けてきた私の考えにもあいますし。

欲を出して欲しがることは、手に入れてなお高まり治るものではないという不治の病という考え方ですね。

自己への信頼

他人と比較してできてるとかできてないとか、儲けてるとかどうとかという比較に意味はないという考え方。
自分に素直な気持ちで向き合い、信頼し、自分の良心に基づき行動していくということ。

他人や周辺の体裁に依存した生き方は良くないという考え方ですね。なるほどなと考えさせられます。

ギブアンドレシーブ → いただくマインド

いいかた、ニュアンスの問題かなという気もするんですが、、、

与えれば見返りがある(受け取る権利がありそれを主張する感じ)というよりは 自らは大きくoutputし、自然にのみ起きる小さな反射を 文字通り「ありがたくいただく、頂戴する」という考え方ですね。
少し損得と同じ話をしている気もします。

足るを知る

我々は現在、よりよく、より快適に、より早く、などと、
野心の名の下に、進化するテクノロジーを唯一の成長の矢の如くそれにかじりついて頑張ってたりします。
それは、今よりももっと欲しい、とか、今何かが不足しててそれを満たすために頑張るみたいなところもあります。

しかし「足るを知る」は

現在、今この瞬間において 全てが足りている、充足している、不足しているものはない。満たされている。

そいういうことを

知る

ということです。
向上心や野心ももちろん必要な要素だと思いますが、それが人生の幸福の不足感(ハングリー精神的なもの)になるのは良くないというか、まだ悟りには遠いとかそういうことですね。

ここは、なかなか心を打たれる部分でした。
自己成長を決して抑制する話ではないのですが、今現在置かれている状況、生かされている今に気づき、感謝をし、あくまで足りているということを改めて実感させられます。

おかげさまで マインド

日本人は口癖になっていますが、何か成功した時にふと発せられる「おかげさまで」という表現や考え方。

ことの成功は自己の努力ももちろんあるのですがそれに驕ることなく、周辺環境との調和、協力によって導かれた成功ということを謙虚に受け止めている「おかげさま」

いいなぁと思いましたねー。

読んでみて

題名にも書いたんですが、

  • たくさん知識を入れて
  • 最新のテクノロジーを駆使して
  • 常に昨日の倍の速さで処理することを求められる

そんな昨今、アクセル全開の30代〜40代のみなさんに、ぜひ読んで欲しいなと思う書籍です。
(アクセルを休めろという話ではないですよw)
この本じゃなくてもいいけど、ブッダの教えや考え方、倫理観、みたいなのに触れるのは良いなと感じました。

ブッダ系は色々みてみる価値がありそうだなー。

ブッダ全12巻漫画文庫 (潮ビジュアル文庫)

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ブッダが説いたこと (岩波文庫)

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