AO.の音楽と楽器とお仕事とたくさんの物欲。

神がかった物欲衝動と趣味のまま長年継続している音楽活動、音楽スタジオに関する気ままなブログ。と、ビジネス中心度読書感想文。音楽中心かもしれないし、突き動かす物欲衝動で様々なものをレビューとかしてみようと思います。

読了「トヨタ物語」日本がここに

トヨタ物語 (強さとは「自分で考え、動く現場」を育てることだ)

過去にも書きましたが、無類のトヨタ好きになってます。
aostapp.hatenablog.com

その導入はやはりTOC制約理論ですね。
aostapp.hatenablog.com
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そんなトヨタ、 TPS、TOC大好きな私が本屋をうろうろしていたらこの本に出会いました。

これまで何百冊と出ているトヨタに関する様々な書籍。その頂点ともいうべき書籍。トヨタの人を育む理念を体現してきた数々の英雄たちの詳細な活躍の記録です。

読まないわけにいかないです。

概要

上記で触れましたが本書はトヨタの人を育むトヨタ式マインドを構築してきた偉人たちについて、トヨタ佐吉の時代から現在の豊田章男さんに至るまでが詳細に記されています。

自動車産業で日本を変えて行く強い志と飽くなき探究心
・海外勢に負けないようにという強い志と熱意

豊田佐吉、喜一郎、大野耐一〜と ヒーローが続きますがその後も脈々と豊田章男さんに至るまで、いやそれ以降もずっと続くことがここに記されています。

興味深いのは、アメリカのトヨタ工場との付き合いのところですね。
レクサスのリコール問題を含めて、真摯に、正義のために戦うトヨタの姿は感動であり日本人の誇りと言いたい。

感想

自己啓発本で巣がはっきり言って

泣けます。

大泣きしました。努力に努力を重ね培った精神、トヨタ人の育みが現在の世界経済を支えていると言っても過言では無いと感じます。そして正々堂々とする姿に社員皆が共感して涙を流すその姿は、経営者として、組織人としてこの上ない思いを感じます。

そして、このトヨタの産みの苦しみをよく表現しているTVドラマがあったことを思い出します。

LEADERS リーダーズ [DVD]

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LEADERS II リーダーズ II [DVD]

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これがまたなける。。。

飽くなき情熱と探究心でエンジン始動を成し遂げ、戦時中の国家の情勢下を耐え、憧れの一般車の販売にこぎつける。
経営課題から喜一郎の引退があるがその後もトヨタトヨタの精神を守り続け、強く厳しい志で推進して行く。

本読んだ後、すぐamazonprimeでポチりましたw

気づき

知る < できる << 教える

これはどちらかというとトヨタTPSを崇拝しているTOCゴールドラット博士の話というべきかもしれませんが、この例えは非常に的を得ています。

靴紐の結び方を教えて

決して結べるだけではできません。まちがいない。

そういうことが起きる中で、教えるレベルに達することはやはり重要なことです。

鶏そぼろ弁当

豊田さんがこのんで話すエピソードらしい

わたしは鶏そぼろ弁当が欲しかった
でもなかったから幕の内弁当を買った

しかし、弁当屋の店主は幕の内弁当がよく売れてると感じるだろう

販売業務にもしっかり改善のメスを入れ、客の欲しいものを提供する、ましてや在庫切れなどは起こしてはならないという教訓にされているそうです。

例えもそうですが、弁当屋の親父の思考のところがとてもわかりやすく、自戒する部分があります。

おまけ

この本読んでリーダー済みとけば、完璧にトヨタを理解できるだろうし、日本の良さ、日本の本質を感じることができると思います。