AO.の音楽と楽器とお仕事とたくさんの物欲。

神がかった物欲衝動と趣味のまま長年継続している音楽活動に関する気ままなブログ。と、ビジネス中心度読書感想文。音楽中心かもしれないし、突き動かす物欲衝動で様々なものをレビューとかしてみようと思います。

ZOOM LiveTrak L6maxレビュー:32bitフロートとAIが「失敗しない」レコーディングを約束する!

「最高の瞬間」を記録する。これはクリエイターだけでなく、私のような子育て中の父親にとっても重要なテーマです。

IT業界でマネジメントを生業とし、趣味でドラムを叩き、家族とキャンプを楽しむ私AO.が、この度、ZOOMから登場した驚異のコンパクトミキサー&レコーダー、LiveTrak L6max(ライブトラック L6マックス)を徹底レビューします。

ZOOM ズーム L6max LiveTrak デジタルミキサー&レコーダー XLR/TRS/TS入力 14トラック同時録音 USB電池AC電源対応 2025年発売 楽器演奏収録 ポッドキャスト ライブ配信 Lシリーズ

結論から言います。「ゲイン調整の失敗」と「環境ノイズ」の不安から解放されたいなら、これ一択です。 超小型の筐体(奥行き11cm)に、その両方を実現する「32bitフロート」「AIノイズリダクション」を搭載した、唯一無二の存在だからです。

L6maxが提供するのは「最高音質」ではなく「究極の安心」です。


1. なぜL6maxが必要か? 45歳ITマネージャーが惚れた理由

私は長年、ミキサーやレコーダーを使ってきましたが、常に頭を悩ませてきた問題があります。

それは、「設定ミス」「ノイズ」です。

特に趣味の録音は、準備の労力と本番の一瞬の熱量が勝負です。時間をかけてセッティングしても、いざ本番で「音が歪む」。あるいは静寂の中で「サーッというノイズ」が乗る。あの瞬間に全てが台無しになり、クリエイティブな熱が冷める感覚は、経験者にしかわかりません。子供の成長の記録、キャンプでの一瞬の自然音。二度と再現できない「最高の瞬間」を「失敗」で失うリスクから、私たちは解放されるべきです。

L6maxがこの悩みをどう解決してくれたのか、その核心機能を見ていきましょう。

1-1. ITエンジニア視点での「安心設計」:32bitフロート録音

L6maxの最大の魅力は、プロ機材に採用されている「32bitフロート録音」「デュアルAD回路」の組み合わせです。

32bitフロートの「失敗しないシステム」

これは、簡単に言えば「絶対に音が割れないレコーダー」とイメージしてください。

ミキサーの醍醐味であり、最大の難関でもある「ゲイン(入力音量)調整)」

L6maxは32bitフロート技術により、極端に小さな音から、ドラムの爆音のような大きな音まで、全てを正確に「無劣化」で記録します。これを実現するのが、小さな信号用と大きな信号用の二つのコンバーターでゲイン調整の失敗を完全にバイパスする「デュアルAD回路」です。これにより、録音後にPCのDAWソフトで音量調整しても、音質が劣化しません。

これは、ITの仕事で「冗長化」や「リスクヘッジ」を最優先する私にとって、究極の安心設計であり、まさに「失敗しないシステム」だと断言できます。

🎙️ 私はドラマーですが、自宅での練習や簡易レコーディングで「キックやスネアの音量が大きすぎてクリップ(音割れ)した」という失敗を幾度となく経験してきました。L6maxなら、もうその心配は不要です。

1-2. 外出先でも安心:AIノイズリダクション

32bitフロートが「技術的な設定ミス」を解消するのに対し、このAIノイズリダクションは「予測不能な環境要因」というもう一つの失敗の種を摘んでくれます。

海外出張や、家族でのキャンプ先でポッドキャスト収録やリモート会議をする際、常に気になるのが環境ノイズです。

  • ベトナムの街中の喧騒
  • キャンプ場の風の音や隣のテントの話し声

L6maxに搭載された「AIノイズリダクション」は、これらのバックグラウンドノイズを学習し、劇的に低減してくれます。

通常、環境ノイズの除去には、録音後のDAWソフトでの数時間にもわたる編集作業が必要です。L6maxは、その時間を現場でゼロにすることを可能にしました。収録の質を担保しつつ、作業時間を劇的に短縮してくれる「究極の時短ツール」だと断言できます。これは、時間対効果(ROI)を重視するマネージャーにとって、最も価値ある機能の一つです。


2. この「安心」をどこへでも連れ出す:L6maxのサイズと活用シーン

32bitフロートで「失敗しない安心感」を手に入れたら、次は「どこでも使える自由」が欲しくなります。L6maxは驚くほどコンパクトです。奥行きわずか11cm。アメカジで選ぶ丈夫なデニムのような、無駄のない機能美を感じます。その小さなボディに、プロの現場で必要とされる機能と拡張性が凝縮されています。実際にキャンプ道具のバッグに放り込んでみた際のサイズ感や、バッテリー駆動の魅力から解説しましょう。

L6maxのスペック注目点

  • 合計12入力: マイクプリアンプ4、Hi-Z対応2、TSフォーン8を搭載。
    • おすすめ利用シーン: 4人でのポッドキャスト、アコースティックバンドの簡易録音
  • バッテリー駆動: 単3電池4本またはUSBモバイルバッテリーで動作。
    • おすすめ利用シーン: ファミリーキャンプ、屋外でのフィールドレコーディング
  • サブアウト端子: 独立したボリューム調整可能なサブミックス出力。
    • 特筆すべき用途: ライブ配信でリスナーに聞こえない指示出し(配信には流れない別のモニターミックス)
  • SOUND PAD: 4つの効果音再生パッドを搭載。

2-1. 【実践例】本格的な簡易バンド一発録り配線図(10ch入力)

ボーカル、コーラス、ギター、ベース、そしてドラムのマルチマイク(キック、スネア、全体LR)までを網羅した、簡易ながら本格的な一発録りの際の具体的な接続イメージです。

接続チャネルと機器の割り当て(Mermaid図の補足)

  • Ch1: Vocal (XLR)
  • Ch2: Chorus (XLR)
  • Ch3: Guitar (Hi-Z)
  • Ch4: Bass (Hi-Z)
  • Ch5: Snare (TRS)
  • Ch6: Kick (TRS)
  • Ch7/8: OverHead L/R (TRS)
  • Ch9/10: Keyboard L/R (TRS)
graph LR
    subgraph INPUTS
        Vocal_1(Vocal XLR Ch1) --> L6M(L6max)
        Chorus_1(Chorus XLR Ch2) --> L6M
        Guitar_1(Guitar Hi-Z Ch3) --> L6M
        Bass_1(Bass Hi-Z Ch4) --> L6M
        Snare_1(Snare TRS Ch5) --> L6M
        Kick_1(Kick TRS Ch6) --> L6M
        DRM_LR_L(OverHead L TRS Ch7) --> L6M
        DRM_LR_R(OverHead R TRS Ch8) --> L6M
        Key_L(Keyboard L TRS Ch9) --> L6M
        Key_R(Keyboard R TRS Ch10) --> L6M
    end

    subgraph MIXING
        L6M --> Ext_FX_S(AUX SEND Ext FX SEND)
        L6M --> Process(32bit float EQ)
        Process --> L6M
    end

    subgraph OUTPUTS
        L6M --> PC_DAW(USB-C PC DAWへ伝送)
        L6M --> SDCard(microSD 12ch REC)
        L6M --> Monitor(MONITOR OUT Monitor Speaker)
        L6M --> HP(Headphones All Players)
    end

この配線図のように、最大10チャンネルを同時に使い、PCのDAWへのマルチトラック接続も可能です。L6maxはUSBオーディオインターフェースとしても機能するため、演奏しながらDAWに32bit floatの音源を直接送り、本格的なミックスダウンの準備ができます。もちろん、32bitフロートで絶対に音割れさせません。ドラマーとして言いますが、録音時のピークを気にするストレスから解放されるのは、最高の演奏に集中するための最重要条件です。


3. 私からの熱いメッセージ:ガジェットは「安心」を買うもの

私はアメカジ、特にデニムとスニーカーが好きで、ガジェットも愛していますが、ガジェット好きは往々にして「多機能」や「高性能」に惹かれます。しかし、ITの現場で鍛えられた視点から言わせてください。

本当に価値があるのは「安心」です。

L6maxが提供するこの二重の安心機構(32bitフロートとAIノイズリダクション)は、単なる保険ではありません。それは、あなたが技術的な不安から解放され、心置きなくクリエイティブな活動に没頭するための「集中力」そのものを提供します。

趣味の音楽制作から、仕事のリモート会議、家族とのポッドキャストまで、「失敗を恐れる時間」を「創造する時間」に変えてくれるでしょう。

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