「ライター」と聞いて、あなたはどんなものを思い浮かべますか?
おそらく多くの方が、コンビニで手軽に買える使い捨てライターや、あの有名なジッポーを想像されるのではないでしょうか。私もかつてはそうでした。
しかし、私は10年前にたばこを辞めました。それでも、未だに手放せずにいる、愛してやまないライターがあります。それが、今回ご紹介する IMCO(イムコ)のライター です。
「え、たばこ吸わないのに?」
そう思われるかもしれません。でも、このイムコライターは、単に火をつけるためだけの道具ではないんです。そこには、長い歴史に裏打ちされた確かな機能性と、所有する喜びを満たしてくれる独特の魅力が詰まっています。
今回は、たばこを吸わない私だからこそ伝えられる、イムコライターの「道具」としての魅力について、キャンプでの実体験も交えながらお話ししたいと思います。
懐かしい、あの「カチッ」という音と独特のギミック
イムコライターに初めて触れたのは、学生時代。先輩が使っていたのを「かっこいいな」と眺めていた記憶があります。あの、レバーを引くと「カチッ」という小気味よい音と共に火が灯り、同時に外筒が持ち上がる独特のギミック。ジッポーとはまた違う、シンプルながらも洗練された動きに惹かれたものでした。
今回ご紹介する IMCO SUPER 6700 も、その伝統を受け継いだモデル。
このライターの最大の特徴は、その 着火メカニズム にあります。
- レバーを引くと、フリント(着火石)がホイールに擦れて火花が発生。
- 同時に、火口を覆っていた外筒が持ち上がり、炎が灯ります。
この一連の動作が、なんとも言えず愛おしい。たばこを吸うためではないのに、思わず何度も火を灯したくなってしまう。そんな魔力があるんです。
キャンプでこそ活きる!イムコの「隠れた実力」
見た目の魅力だけでなく、イムコライターは実用性においても非常に優れています。特に、私が長年続けているファミリーキャンプにおいて、その実力は遺憾なく発揮されます。
1. 風に強い!頼れるウィンドガード
キャンプをしていると、風が強い場面に遭遇することも少なくありません。そんな時、イムコライターの ウィンドガード(風防)機能 が真価を発揮します。
外筒が火口を囲むような構造になっているため、多少の風でも火が消えにくく、安定した着火が可能です。焚き火の火起こしや、ランタンの着火など、風のあるアウトドアシーンでは、この安定感が非常に助かります。使い捨てライターだと、あっという間に火が消えてしまうこともありますからね。
2. 「火を灯したまま」燃料タンクが取り出せる!驚きのギミック
そして、イムコライターの最もユニークで、私が「道具」として手放せない理由がこれです。
なんと、火を灯した状態のまま、ライター本体から燃料タンク部分を取り外すことができる のです!
これ、どういうことかと言うと…
- 焚き火やストーブに火を移しやすい: 燃料タンクを手に持ったまま、火口を直接薪やバーナーに近づけて火を移すことができます。ライター本体をいちいち差し込む必要がないので、とてもスマート。
- キャンドルへの着火も楽々: キャンプサイトでお洒落なキャンドルに火を灯したい時も、この機能があればストレスなく着火できます。
この「火を灯したまま、燃料タンクが分離できる」という機能は、他のライターにはなかなか見られない、イムコならではの秀逸なアイデア。まさに、キャンプやアウトドアでの「ちょっとした不便」を解消してくれる、痒い所に手が届く設計なんです。
ジッポー、使い捨てライターとの比較
イムコライターの魅力をより深く理解するために、他の代表的なライターと比較してみましょう。
| 特徴 | IMCO SUPER 6700 | Zippo | 使い捨てライター |
|---|---|---|---|
| 着火方式 | フリント式(レバー操作で外筒も動く) | フリント式(ホイール操作) | (圧電式、フリント式など様々) |
| 風防性能 | ◎ 非常に強い | 〇 強い | △~〇(モデルによる) |
| 燃料タンク分離 | ◎ 可能(火を灯したまま分離可能) | × 不可 | × 不可 |
| デザイン | ◎ シンプル、堅牢、レトロ | ◎ 定番、多様なデザイン | △ 機能重視 |
| メンテナンス | ◎ 比較的容易(パーツ交換可能) | ◎ 容易(インサイドユニット交換など) | × 基本的に交換・廃棄 |
| 愛着・所有欲 | ◎ 高い(道具としての魅力) | ◎ 高い(定番、カスタマイズ性) | △ 低い |
| 価格帯 | 〇~△(フリント式オイルライターとしては手頃) | 〇~△(定番モデルは比較的手頃) | ◎ 安価 |
このように比較すると、イムコライターは、ジッポーのような「定番」の魅力とはまた違った、「実用的なギミック」と「道具としての愛着」 を両立させた、ユニークな存在だということがわかります。
たばこを辞めても、イムコライターが「相棒」である理由
たばこを辞めて10年。正直、ライターを使う機会は激減しました。それでも、私はこのイムコライターを常にキャンプ道具箱に入れています。
それは、このライターが単なる火をつける道具ではなく、私の 「道具」としてのこだわりを満たしてくれる存在 だからです。
- シンプルで美しいデザイン: アメカジが好きで、デニムやスニーカーといった「長く使える良いもの」に惹かれる私にとって、イムコの無骨で機能美あふれるデザインはたまらなく魅力的です。キャンプサイトに置いても、その存在感は悪くありません。
- 確かな機能性: キャンプでの焚き火や、ランタン、ストーブへの着火。いざという時に頼りになる実力は、安心感を与えてくれます。
- 歴史とストーリー: 100年近く前に創業し、二度の世界大戦を乗り越え、多くの人に愛されてきた歴史。そのストーリーを知ると、ただの金属の塊ではなく、特別な「相棒」のように感じられてきます。
「たばこを吸わないなら、ライターなんて必要ないのでは?」
もし、あなたがそう思っているなら、ぜひ一度イムコライターを手に取ってみてください。たばこを吸う人も吸わない人も、きっとこの「道具」としての魅力に、心を奪われるはずです。
キャンプの夜、焚き火に火を灯す時。 朝、コーヒーを淹れるためにストーブに火をつける時。 そんな何気ない瞬間に、このイムコライターが、あなたの日常を少しだけ豊かに、そして豊かに彩ってくれるはずです。
この記事はアフィリエイト広告を利用しています。


