週末の朝、デニムとTシャツに着替え、道具を愛でる時間。私(AO.)にとってコーヒー抽出は、まるで精密機械を扱うようなプロセス管理です。特に追求したいのは、いつ淹れても同じ味になる「再現性」。
そんな私の目に留まったのが、このメリタ「流速コーヒーフィルター 1×2 RF」です。
老舗メリタが、こんなにも挑戦的なガジェットを出しているとは、ガジェット魂を燃え上がらせました。
これは単なるドリッパーではありません。コーヒー抽出という「ラボ(実験室)」を、家庭のキッチンに持ち込む「制御装置」だと確信しています。
「流速」とは何か?再現性と「いじりがい」の心地よい融合
ズバリ、このフィルターがやろうとしていることはシンプルです。それは、淹れ手の「注ぎ方」というアナログな技術から、抽出スピードのコントロールを解放することです。
その心臓部が、底面にある弁(バルブ)を操作するレバーです。まるでジェットエンジンのスロットルのようなバルブが、抽出の流量を制御します。
公式情報によると、底面にある弁(バルブ)をレバーで5段階(目盛0〜4)に操作できるのが最大の特徴です。この「目盛」設定があるからこそ、感覚的だった抽出プロセスを数値化し、レシピの再現が可能になります。
究極の再現性を生む「決断」のメカニズム
このレバー操作で、コーヒー抽出の二大要素である「浸漬(しんし)」と「透過(とうか)」を、抽出途中でも自在に切り替えられます。
- 浸漬(フレンチプレスなど): コーヒー粉がお湯に長く漬かり、コクや苦味が強調されやすい。
- 透過(一般的なハンドドリップ): 抽出液が下に落ちる速度で、クリアな風味や酸味が際立つ。
抽出速度のコントロールは、苦味と酸味のバランスに直結します。この究極の再現性を見たとき、私は自分のIT業界でのマネジメント経験と重ね合わせずにはいられませんでした。
このレバー操作が、コーヒーを淹れる行為に「決断」の要素を組み込む。この微調整が、レシピという設計図を「生きたもの」に変える醍醐味でしょう。
「今日は深煎りだから、目盛『0』で1分間じっくり蒸らし、その後目盛『2』に開けて、滑らかに抽出速度を保とう」
テクニックよりも論理を好む私のようなガジェット好きにとって、これはたまらない「いじりがい」です。
【具体的な使い方と予測される味の変化の妄想】
私はまだ購入していません(真剣に検討中です!)。しかし、もし私が使うなら、深煎り豆で試してみたい。流速「0」で1分間じっくり蒸らし、その後「4」で一気に落とす。このメリハリが、より重厚な苦味と香りを引き出すはずだ、という妄想です。
老舗メリタが挑む、革新への系譜
メリタは1908年、ドイツの主婦メリタ・ベンツさんが、世界で初めてペーパードリップシステムを考案した老舗です。
その老舗が作り出した流速フィルターの「日本製」という品質は、バルブ機構の「精度」と「耐久性」を連想させます。この精密なメカニズムを長く愛用できる安心感は、ガジェット好きにとって重要なポイントです。
世界的アーティスト・井上純氏による洗練されたロゴをまとっているのも、所有欲を満たしてくれますね。まさにコーヒー界のマルチエフェクターです。
究極の再現性を追求する男の「静的な時間」
40代、50代の私たち、道具にこだわる男たちにとって、コーヒーを淹れる時間は大事な「静的な趣味時間」です。頭と指先は動かしたい。
趣味の空間で、レバーをカチカチと調整しながら、挽きたての豆が「フツフツ」と膨らむ音に耳を澄ませ、立ち上る芳醇な香りの変化を調整する。この流速フィルターは、その「静的な集中」をより深く、より豊かにしてくれる予感がします。
私自身、この「流速」という新しいロマンを手にする時間は、そう遠くないと確信しています。
道具とプロセスを愛するあなたにこそ、この『再現性のロマン』を体験してほしい。この制御装置は、間違いなくあなたのコーヒーライフを次のステージへ導くでしょう。
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