「柿渋」と聞くと、皆さんはどんなイメージを思い浮かべますか?
おそらく、伝統的な和風建築や、古民具のような渋いアイテムを想像する方が多いかもしれませんね。
でも今回ご紹介するのは、そんな「柿渋」の常識を覆す、ちょっとクールなDIY術。実は、この天然塗料、使い方次第で高級木材「ウォールナット」のような、深みのあるモダンな表情を作り出すことができるんです。
かくいう私も、リモートワーク三昧、休日はドラムを叩いたり、キャンプガジェットをいじったりと、常に新しいものや面白いものを探求しています。そんな私がDIYで机を制作した際に試したのが、今回ご紹介する「柿渋」でした。
市販の塗料ではなかなか出せない、自分だけのこだわりの色を求めている方に、ぜひ読んでいただきたい記事です。
柿渋って何?天然素材がもたらす驚きの効果
まずは、簡単に柿渋について触れておきましょう。柿渋は、その名の通り未熟な柿を絞って発酵・熟成させた、100%天然由来の塗料です。
環境に配慮した製品選びが当たり前になった現代において、化学物質を一切含まない柿渋は、小さなお子さんやペットがいるご家庭でも安心して使える、まさに理想的な塗料と言えます。
さらに、ただの天然塗料ではありません。古くから木材の保護や補強に使われてきた歴史があり、その効果は折り紙付き。
- 高い防腐・防虫効果: 木材を長持ちさせ、カビや虫から守ります。
- 防水性・耐久性の向上: 木材の強度を高め、水濡れや傷から保護します。
- 独特の経年変化: 塗った直後よりも、時間が経つにつれて色が深く、美しく変化していきます。
この「経年変化」こそが、柿渋を「育てる塗料」と呼ぶ所以。まるでヴィンテージデニムを育てるように、使うほどに表情が変わる様は、DIY好きにはたまらない魅力ですよね。
柿渋で「ウォールナット調」は作れるのか?実際に試してみた!
今回私がDIYで制作した机のテーマは、「モダンで落ち着いた書斎に合う、深みのある色合い」。当初はウォールナット材を使おうかとも考えたのですが、ふと「柿渋でどこまでウォールナットの雰囲気に近づけるだろうか?」という好奇心が湧いてきたんです。
使用したのは、こちらの「シマモト 天然塗料 上柿渋色人 Fボトル 500ml」。
結果から言うと、これが大成功でした!
塗り重ねるごとに色の深みが増し、一般的なウォールナット色とは一味違う、柿渋特有の透明感と深みが融合した、唯一無二の色合いが生まれました。光の当たり方によって表情を変えるその様は、まさに「深い柿渋色がほんとうにかっこいい!」の一言。
正直、塗る前は「和風になりすぎないかな…」という不安も少しだけあったのですが、まったくの杞憂でしたね。むしろ、一般的な塗料では表現できない、より豊かな表情を持つモダンな家具に仕上がったと自負しています。
こちらの記事の机の写真
がそうですね。
まるでドラムのヴィンテージシンバルのように、使い込むほどに音色(色)が熟成されていくような感覚。デジタルなITの世界に身を置く私ですが、こうしたアナログな素材の面白さには、いつも心を惹かれます。
柿渋DIYを成功させるポイントと注意点
柿渋での塗装は、実はとてもシンプルです。いくつかポイントを押さえれば、DIY初心者の方でもプロのような仕上がりに近づけることができますよ。
1. 木材の下準備をしっかりと
塗装前の木材の表面は、サンドペーパーで丁寧に研磨し、滑らかにしておきましょう。表面が整っていると、塗料の吸い込みが均一になり、ムラなく美しく仕上がります。
2. 薄く重ね塗りが基本
一度に厚く塗ろうとせず、薄く塗っては乾燥させる、という作業を繰り返しましょう。回数を重ねるごとに色が深まり、ウォールナットのような重厚感が出てきます。私の場合は、3〜4回塗り重ねて理想の色合いになりました。
3. 天気の良い日に!
柿渋は、紫外線に当たることで発色が良くなります。晴れた日に塗装し、しっかりと日光に当てて乾燥させるのがおすすめです。海外出張で時差ボケ気味でも、晴れた日のDIYは気分が上がりますね!
4. 独特の匂いについて
天然素材ならではの、少し独特の匂いがあります。これは時間とともに消えていきますが、塗装中は換気を十分に行うようにしましょう。
まとめ:柿渋で「あなただけの」オリジナル家具を作ろう!
今回のDIYを通して、私は柿渋の新たな可能性を発見しました。
「和」のイメージが強い柿渋ですが、使い方やアイデア次第で、モダンなインテリアにも見事に溶け込み、既成概念を打ち破るようなクリエイティブな表現を可能にします。
特に、
- 天然素材にこだわりたい方
- 深みのある落ち着いた色合いを求めている方
- 自分だけのオリジナル家具を作りたい方
には、ぜひ一度試していただきたい塗料です。
あなたも「上柿渋色人」を使って、ご自身のDIY作品に、唯一無二の深みと個性を加えてみませんか?
完成した時の満足感は、きっと市販品では味わえない格別なものになるはずです。私も次はキャンプ用の木製ギアに柿渋を塗って、自分だけの「育てるギア」に挑戦してみようかな、と密かに計画中です!
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