AO.の音楽と楽器とお仕事とたくさんの物欲。

神がかった物欲衝動と趣味のまま長年継続している音楽活動、読書感想文。音楽中心かもしれないし、突き動かす物欲衝動で様々なものをレビューとかしてみようと思います。(Amazonアソシエイト参加者です)

本物の真空管を足元に。完成品KORG Nu:tekt OD-S BKに期待せずにはいられない理由

最近、夜中にコーヒーを淹れながら、ある「黒い箱」のスペック表を眺めては溜息をついています。 正直に言います。まだ手に入れてはいません。カートの中に入れたまま、決済ボタンを押すタイミングを虎視眈々と狙っている状態です。

でも、機材好きの皆さんならわかってくれますよね? 手に入れる前の、この「猛烈に惹かれている理由」を言語化している時間が、実は一番楽しかったりすることを。

ドラムを20年以上叩いてきて、重い機材の運搬やメンテナンスの苦労は嫌というほど味わってきました。 だからこそ、ギタリストが「本物の真空管サウンド」を求めて巨大なアンプを持ち運ぶ姿を見るたび、リスペクトと共に「もっとスマートな正解があるはずだ」と考えていたんです。

KORG Nu:tekt ギター用 コンパクトエフェクター NUTUBE OVERDRIVE BK 真空管サウンド/多彩な⾳⾊/限定カラー OD-S BK

その正解が、KORGの「Nu:tekt OD-S BK」ではないか。 そう確信に近い期待を抱いています。

なぜ、今「Nutube」にここまで惹かれるのか

真空管サウンド」を謳うペダルは数あれど、その多くはデジタルシミュレート。 でも、このOD-S BKの心臓部にある「Nutube 6P1」は、従来の真空管と同じ構造を持つ、正真正銘の「三極真空管」です。

物理的に電気が飛び、倍音が発生する。 シミュレーションではない「本物の物理現象」が、この小さなチップの中で起きているわけです。

僕は昔、1966年製のフォルクスワーゲン・タイプ2という、手のかかるヴィンテージカーに乗っていました。 今の車のような便利さはありませんが、アクセルを踏んだ時のダイレクトな手応え、機械が「生きている」実感は格別でした。 Nutubeのスペックやデモ音源から感じるのは、まさにあの「手応え」なんです。

「完成品」であること。それは、大人の時間を買うということ

これまでのOD-Sは、自分ではんだ付けをするキット形式が主流でした。 でも、今回の限定ブラックモデル(BK)は、メーカー側で組み上げられた「完成品」として届きます。

IT業界でマネージメントをしつつ、10歳と6歳の息子を育てる父親という立場からすると、これが本当にありがたい。 休日の貴重な数時間を「組み立て」に費やすのも一つの贅沢ですが、僕らが本当に欲しているのは「最高のセッティングで音を出す時間」そのものです。

メーカーのエンジニアが意図した「正解のビルド」で、届いたその日からNutubeのポテンシャルを100パーセント堪能できる。 これは、忙しい僕らにとって、何にも代えがたい「時間のショートカット」だと思いませんか?

期待しているのは「音の粘りと、対話感」

特に注目しているのが、独自の「TUBE GAIN」ノブです。 これ、単なる歪みの量を変えるノブじゃないんですよね。

真空管に掛かる電圧(アノード負荷)のバランスを変えることで、音の「粘り気」を直接コントロールできる。 まるでキャンプで焚き火を育てる時に、薪の配置を少しずつ変えて、火の勢いや爆ぜ方を調整するような感覚……。 そんな、楽器との濃密な「対話」ができるのではないかと、期待に胸が膨らみます。

あえて挙げる、懸念と覚悟

もちろん、冷静な視点も忘れてはいません。 未所有の立場から見て、気になる点は2つあります。

  1. 電池寿命:アルカリ乾電池で約10時間。 真空管を動かしている以上、仕方のないことですが、ACアダプターは必須になるでしょう。
  2. 演奏の粗が隠せない:本物の真空管のレスポンスは、弾き手のミスも忠実に再現してしまいます。 でも、それこそが楽器を弾く上での醍醐味。ごまかしの効かない「本物の音」に、自分を追い込んでみるのも悪くない。

結論:これは「理想の音」への最短ルート

今はまだカートの中で出番を待っている状態ですが、調べれば調べるほど、このOD-S BKが僕の求める「機材のスマートな正解」に見えてきます。

高級なヴィンテージアンプを買うのは難しくても、足元に「本物のチューブ・セクション」を置くことはできる。 そして、浮いた時間でじっくりとコーヒーを飲みながら、理想のトーンを追い求める。

皆さんは、この黒い箱を手に入れたら、まずどんなフレーズを弾いてみたいですか? 僕は、まずはゲインを絞り気味にして、指先のニュアンスだけで音が表情を変える「あのポイント」を探してみたいと思います。

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